相撲をやっているとき、相撲の「のぼり」がたくさんでます。初めてみたときは、まだ小学生で相撲も国民的人気スポーツで、大好きな人の「のぼり」が発見できたときは、ものすごく嬉しかったです。その前で写真を撮って優勝を祈願しました。のぼりがはためいていたので、なんだかものすごく安心しました。いまでもいい思い出です。
◆女子サッカー ロンドン五輪アジア最終予選 日本1―0オーストラリア(5日、中国・山東省・山東スポーツセンター) 世界でもまれたフィジカルが、ものを言った。DF鮫島からの約50メートルの長い長い飛球。屈強なオーストラリアDFを背中で制し、永里優はジャンプ一番、胸に収めた。「当たりは強かったが、体を入れればキープできる」。2人に囲まれながらも、裏に抜けた川澄ヘ落ち着いてパス。ゴールが決まると、満面の笑みで歓喜の輪に加わった。胸中には、喜びよりも安堵(あんど)感が先に広がった。
過去、オーストラリア戦は9戦5発と好相性。前半9分には早速、絶好機をつかんだ。MF宮間のスルーパスに抜け出し、GKと1対1。だが、フィニッシュはGK正面をついた。同27分には近賀からフリーでボールを受けたが、左足シュートは左ポストに嫌われた。2度の逸機。それも決勝アシストで帳消しにした。
兄・源気はF東京所属のFW。妹の亜紗乃も女子代表の同僚という、サッカーきょうだい。その中でも食事の量は一番だった。世界を夢見て中学時代からフィジカルを強化。「ドイツに行ってまたゴツくなった。オレよりも体の厚さがある」。兄も脱帽の肉体の持ち主だ。
プレーが変わった。ドイツ・ポツダムでは昨季10得点。女子欧州CLでも9得点を挙げ、欧州王者に輝いた点取り屋。だが、ドイツW杯では1得点。準決勝、決勝は先発を外れた。帰国後、「私が合わせないといけないかな」とこぼした。この日は、自ら動いてゴールを目指すだけでなく、守備に走り、ポストプレーでチャンスをお膳立て。「今日はあれがひとつの戦術。私がキープして周りが動く」。なでしこ仕様のスタイルで、3連勝に導いた。
ドイツW杯優勝直後の7月26日、32歳のコンサルタント会社経営男性と結婚。だが、2日後の28日にはドイツへ出発。当面は別居状態で、式の日取りも、めどすらたってない。新妻はサッカーの求道者。新婚気分は、五輪切符を獲得してから味わう。
◆永里 優季(ながさと・ゆうき)1987年7月15日、神奈川県厚木市生まれ。24歳。小学校1年からサッカーを始める。01年から日テレ・ベレーザでプレーし、10年にポツダムに移籍。兄・源気(25)はF東京に所属。妹・亜紗乃(22)=日テレ=もなでしこジャパンのメンバー。7月にコンサルタント会社経営の大儀見浩介さんとの結婚を発表した。国際Aマッチ通算73試合32得点。168センチ、60キロ。
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秋競馬の開幕を待っていたかのように、大物2歳馬がデビューを迎える。中山の新馬戦(11日、芝1600メートル)にぴたりと照準を合わせたステージナーヴ(牡、美浦・宗像厩舎)の祖母は、ダイナアクトレス。24年前に、この日のメーンレースとして行われる京成杯オータムH(当時は京王杯)を、日本レコードで優勝。その豊かなスピードとスタミナを、後世に伝え続けてきた名牝だ。孫が期待通りの走りで初戦を勝利で飾れば、一族の名声はさらに高まる。
中山開幕週のマイル戦を走るに、最もふさわしい器かもしれない。ステージナーヴの祖母は、あのダイナアクトレス。87年の京王杯(現京成杯)AH。女傑は、ヨシノエデンの持つコースレコードを一気に0秒7も更新。1分32秒2の日本レコードで快走した。同じ中山・芝1600メートルでの初陣(11日)へ、態勢は着々と整っている。
偉大な祖母の才能は、脈々と子孫に受け継がれてきた。母プライムステージ(父サンデーサイレンス)は、94年札幌3歳S(当時)、フェアリーSに優勝。兄アブソリュートも、09年東京新聞杯、富士Sとマイル重賞2勝だ。兄は人の手を焼かすことが多かったが、母の8番目の子は違う。
「母が年をとってきたからか、悪さをしなくなりましたね。飛んだり跳ねたりしない。パワーがなかっただけだったりして」。宗像調教師は冗談をまじえて笑ったが、それほど事はスムーズに運んでいる。1か月ほど前に美浦トレセンに入厩。2週前には、ゲート試験に受かった。「兄弟の中では一番おとなしいですね。ゲートもアブソリュートほど悪くなかった」と話す。
420キロ台の小柄な馬体。宗像師は「もう少し大きくなってほしい」と注文をつけたが、仕上げに抜かりはない。1週前の8月31日は、坂路で54秒4―39秒3―12秒6を馬なり。レッドフィオーレ(3歳未勝利)と併入した。「豆タンクっぽいですね。週末に追って、あとはレースの週に追えば」
馬名の意味は「舞台度胸」。トレーナーは「走りはスピードタイプかな。ダッシュはどうかなと思うけど、二の脚が速いから。(距離は)1600メートルくらいあった方がいい」と期待を寄せた。24年前に祖母が演じ、度肝を抜いた走りを、満点の走りで再現して見せるか。
◆ダイナアクトレス 83年生まれの牝馬。黒鹿毛。父ノーザンテースト、母モデルスポート(父モデルフール)。美浦・矢野進厩舎から85年にデビュー。通算成績は19戦7勝。重賞は、85年函館3歳S(G3)、87年京王杯AH(G3)、毎日王冠(G2)、88年スプリンターズS(G2)、京王杯SC(G2)を制した。87、88年JRA最優秀5歳以上牝馬を受賞。G1は、88年安田記念で2着。87年ジャパンCでは、日本馬最先着となる3着。母として、日経賞など重賞2勝のステージチャンプを産み、孫にはスクリーンヒーロー(08年ジャパンC)、マルカラスカル(08年中山グランドジャンプ)がいる。馬名の由来は、共同馬主の1人に女優の南田洋子がいたため。
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「のぼりといえばこれです」
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